はじめに:増えていく「欠席」の文字に、胸を痛めているあなたへ
朝、子どもが起きられない。制服に着替えることができない。
そんな背中を見送ったあと、カレンダーの「欠席」の数を見ては、溜め息をついていませんか?
「このまま勉強が遅れたら、この子の将来はどうなるんだろう」
「高校受験の内申点は? 進学はできるの?」
暗いトンネルの中にいるような不安を抱えている親御さんに、リサーチャーのしるべが伝えたいことがあります。
実は、「学校に行かなくても、家での学習を『出席』として認めてもらえる制度」が文部科学省によって正式に定められています。
私自身、2児の親として知人の子が不登校になった際、この制度の存在を知り、「もっと早く広まっていれば、救われる親子がどれだけいただろう」と強く感じました。
この記事では、難解な制度の中身をどこよりもわかりやすく解説し、お子さんの未来を照らす「道しるべ」となる情報をお届けします。
なぜ「出席扱い」が認められるようになったのか?
かつての不登校支援は「学校に戻ること(再登校)」が唯一のゴールとされてきました。しかし、今の時代はその考え方が大きく変わっています。
文部科学省は令和元年、「学校復帰のみを目的とするのではなく、子どもが自立して社会で生きていけるようにすることが重要」という方針を明確に出しました。
つまり、「学校に行けない=学びを止める」のではなく、「ICT(タブレット学習など)を使って家で学ぶことも、立派な教育である」と認められたのです。
詳細な通知内容は、文部科学省の公式サイトで確認できます。
文部科学省:不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)

出席扱いに認められるための「7つの要件」を噛み砕く
この制度を利用するには、いくつかの条件があります。公文書は難しい言葉で書かれていますが、要約すると以下の7点です。
- 保護者と学校の間に十分な連携があること
- ICT(パソコンやタブレット)を活用した学習であること
- 対面指導が適切に行われていること
- 学習の計画と内容が適切であること
- 校長が学習状況を把握していること
- 校長が学習状況を把握していること
- 学校の教育課程に照らして適切であること
これらの要件をすべて満たすのは難しそうに見えますが、実は「出席扱いに特化した教材」を選ぶことで、その多くをクリアできます。
この制度を利用する「3つの大きなメリット」
リサーチを重ねてわかったのは、出席扱いには「数字上の記録」以上の価値があるということです。
① 「内申点」が守られ、進路の選択肢が広がる
高校受験において「欠席日数」は大きな不安要素です。この制度を利用して出席扱いになれば、内申点のマイナスを最小限に抑え、行きたい高校へ挑戦できる可能性がグッと高まります。
② 子どもの自己肯定感が回復する
「学校を休んでいる」という罪悪感は、想像以上に子どもを苦しめます。「今日は出席になったよ」という言葉は、お子さんにとって「自分はダメな存在じゃない」「家でも頑張っているんだ」という大きな自信に繋がります。
③ 親御さんの心の重荷が軽くなる
「出席」という形が見えることで、親御さんの焦りも和らぎます。心に余裕ができると、お子さんへの声掛けも自然と優しいものに変わっていきます。

出席扱いを実現するための「3ステップ」
「明日からどう動けばいい?」という方へ、具体的な手順をお伝えします。
学校の先生も忙しいため、「手書きのドリル」では学習状況の確認に手間がかかり、断られるケースがあります。学習履歴が自動で記録され、先生にそのまま提出できる教材を選ぶのが最も近道です。
「家でこのタブレット教材を使って学びたいと考えています。これを活用して出席扱いにしていただけないでしょうか?」と相談します。もし先生が制度を知らない場合は、先ほどの文科省のページを見てもらうのがスムーズです。
週に一度、あるいは月に一度、タブレットから出力した学習レポートを学校に届けます。これが「出席」の証拠になります。

おわりに:学校に行かない日は「学び」を深める日
不登校は、人生の「停滞」ではありません。お子さんにとって、学校という枠を超えて、自分らしく学ぶための「充電期間」です。
「出席扱い」という制度は、そんなお子さんの新しい学びを国が認めてくれた証拠でもあります。
まずは、お父さん、お母さんがこの制度を「お守り」として持っておいてください。そして、お子さんの心が少し落ち着いた時に、「こんな方法もあるよ」と優しく提案してあげてくださいね。
リサーチャーしるべも、あなたが最適な「道しるべ」を見つけられるまで、全力で最新情報を調べ、届けていきます。

